先のブレーキの続き
ほとんどのクルマの前輪ブレーキは「ディスクブレーキ式」です。

ディスクブレーキ式ではブレーキパッドがディスクローターをはさみ止まります。

回転するものを無理にはさむのでブレーキパッドは当然摩耗し、挟まれるローターも痛み摩耗します。
写真のローターは摩耗して厚みも薄くなり、線傷も多く、外周だけパッドが当たらないので摩耗せず残っています。(もともとこの位置までローターの厚みは有りました)
この状態で新品のブレーキパッドに交換しても厚みが足りない音がするなどの現象が起こります。




 
DSC_0732

















パッドの摩耗に伴う軽度の線傷の場合はローター研磨で表面を修正し外の縁も落とします。この修正研磨はローターに厚みのある場合のみ有効です。 削る厚みが無い場合は交換となります。



DSC_0731

















新品のローターです。つるんとしています。
多くの欧州車はブレーキパッドと同時にローターも摩耗するようにできていますので、パッド交換二回に一回はローター交換という感じです。

国産車は欧州車ほどローターは摩耗しませんが「音が出やすい」
レコードの溝のように摩耗傷のあるローターでは新品パッドとの「沿い」の悪さから「ブレーキ鳴き」が発生することが多く状態を見てローターを研磨することをお勧めしています。



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■AUTO−TEC■ (有)中野自動車

神戸市兵庫区駅前通4丁目1-5
 
http://www.vinky.net/nakano/
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■